導入事例
事例紹介①
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利用者の状況
- 要介護者
- 要介護2
- 日常生活自立度
- J-2
- 家族状況
- 妻と二人暮らし
- 利用サービス
- 定期巡回・訪問看護
- 疾病
- アルツハイマー認知症・前立腺肥大
- 身体介助
- なし
- 生活援助
- なし
- 服薬
- 排尿障害改善薬
利用の経緯
数年前から、認知症症状あり。徐々に症状も悪化し、服薬も忘れることが度々重なる。服薬忘れることが続くと、排尿障害出現し尿閉となるため、主治医よりきちんと服薬するようにと家族に指示あり。定期巡回にて6回/日の服薬確認を行うようにと、サービスが開始となる。
利用後の効果
サービス開始当初は、1日のうちに何回も訪問されることに抵抗があり。訪問するたびに、「何しに来た?」と拒絶するような言動もあった。そのため、起床時の服薬確認は8時に電話で確認するという対応とした。毎日10時と15時に訪問し実際に服薬できたかを確認する。21時は電話での対応とし、必ずお薬BOXが空になっていることを再度確認する。以後、尿閉の症状はなくなり、短期記憶に問題はあるが、ADLも低下せず、近所に外出できたり、安定した生活をすごされている。
事例紹介②
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利用者の状況
- 要介護者
- 要介護5
- 日常生活自立度
- C-1
- 家族状況
- 独居
- 利用サービス
- 定期巡回
- 疾病
- 糖尿病・間質性肺炎
- 身体介助
- 服薬介助、排泄介助・清拭・イブニング・モーニングケア等
- 生活援助
- 一般的な調理、清掃、ゴミ出し、洗濯、買い物
- 服薬
- ステロイド等
利用の経緯
生活全般に支障が出現してきたが、施設入所は本人が強く拒否されていた。
しかし、以前から使っていた介護サービスを増やすことでは、限度額オーバーとなり。
対応が困難となり、定期巡回へ変更となる。排泄援助、内服介助など3回/日、身体介護や家事サービス全般を行う
利用後の効果
入所/入院時は食も細く、寝たきりの状態であったが、自宅に戻ったことにより、食事量
も増え、受け答えも増えた。看護師と介護職員が連携する、つむぎのサービスを利用し
たことで適切な処置や予防が行われるようになった。また、急な体調変化にも訪問看護
が対応することで、利用者・家族に安心感がもたらされた。
事例紹介③
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利用者の状況
- 要介護者
- 要介護1
- 日常生活自立度
- J-2
- 家族状況
- 独居
- 利用サービス
- 訪問看護・定期巡回
- 疾病
- 認知症・糖尿病
- 身体介助
- インスリン自己注射見守り
- 生活援助
- 調理・配膳・下膳・後片付け・ゴミ出し
- 服薬
- 血糖降下剤・認知症治療薬等
利用の経緯
糖尿病のコントロール目的にて入院されていたが、退院近くなってもインスリン自己注射の手技に不安があり定期巡回・訪問看護介入依頼があり。退院と同時にサービス開始となる。看護は1回/週の訪問にて状態観察。定期巡回は8時・18時の介入で服薬確認と血糖自己測定、インスリン自己注射の見守りを行い手技に問題あればその都度、声かけしながら訂正していただく。また、認知症のため金銭管理が難しく、ご自分で買い物はされるが、計画的に管理はできないため、買い物も介入。自宅内の清潔保持のため清掃なども行う。
利用後の効果
退院直後は、インスリン注射、血糖測定も手技が未習熟であり、声掛けして訂正してもらいながら自己管理をしていただいた。徐々に手技も確立される。血糖が高すぎたり、低すぎたりしたときには看護にも連絡して指示を仰ぎながら食事内容の調整や指示医への連絡し緊急対応などもおこなった。定期巡回・訪問看護を利用まではデーターも改善がなく、入退院を繰り返しておられたが、現在は体調も安定されている。
事例紹介④
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利用者の状況
- 要介護者
- 要介護1
- 自己負担額
- 7000~8000円/月(介護保険1割負担)
- 家族状況
- 長女と2人暮らし
- 利用サービス
- ショートステイ3日/月 訪問看護2回/週+必要時
- 疾病
- 大腸がん術後ストマ造設 糖尿病 認知症
- 医療ケア
- ストマ管理 排便コントロール 栄養指導 服薬管理
- 本人の希望
- ストマ管理を手伝ってほしい
- 保険
- 介護保険での利用
利用の経緯
直腸がんの手術と直腸ストマ造設で2週間入院され、退院後のストマ装具の交換やスキンケアを目的として訪問看護の利用を開始した。入院中からストマ装具の交換やストマ袋からの便だしなどの自己管理が困難だった。
利用後の効果
週2回定期的に訪問し、ストマ装具の交換や装具の管理を行なうとともに、本人へのストマ袋の便だしの練習や、長女へ排便コントロールの説明も行なった。もともと物忘れと実行機能障害があり、入浴を忘れてしまうことが多かったが、定期的な入浴とストマ装具の交換を看護師が行なうことで、長女の介護負担が減少した。また、定期的な訪問看護師の訪問により、家族以外の介護者に本人が慣れ、ショートステイの定期利用も行なえるようになった。また、体調不良時の療養相談や主治医への状態報告により、排便調整や血糖値のコントロールが安定するようになった。不定期のストマ装具の交換にも緊急訪問で対応し、長女が安心して介護を担える状況となった。
事例紹介⑤
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利用者の状況
- 要介護者
- 要介護3
- 日常生活自立度
- A→C
- 家族状況
- 息子夫婦と同居
- 利用サービス
- 訪問看護・定期巡回
- 疾病
- 胃がん ターミナル期
- 身体介助
- 排泄介助・入浴介助・服薬介助
- 生活援助
- 特になし
- 服薬
- 利尿剤
利用の経緯
胃がんターミナル期にて入院されていたが予後は自宅で過ごさせてやりたいというご家族の希望で在宅生活開始となる。しかし、息子さん夫婦は日中は仕事であるため、安否確認も目的として4回/日訪問し、トイレまでの排泄介助を主に行う。
利用後の効果
退院当初はADLもほぼ自立されていたが、腹水の増強で下肢浮腫が強くなり、徐々にADLも低下した。状態悪化に伴い入浴介助なども行う。1日の訪問回数も適宜、増やしていった。尿量などの確認も行い、訪問看護に報告し、利尿剤の増減の参考となった。寝たきりになってからは、排泄介助、清拭などを行い、家族の負担軽減にもつなげ、家族の不安増強時には電話相談なども受けながら安心して介護ができるように援助し、終末期介護に務めた。